論文

【論文のまとめ方】Excelを使った集約技術を徹底伝授!!

どーもー!!ナツです!!
今日はどうしたのー?

読んだ論文が溜まってきて、どこに何があったか分からなくなってきちゃったー

「研究を始めるにあたってまずするべきことは?」と聞かれれば、多くの人は論文を読むことと答えるのではないでしょうか。
 
初めて研究を行う人や卒業論文のために研究をする人は、指導者に論文を読んでくるように言われて、必死に論文を探してとにかく読む。
 
これを繰り返して、論文を読むだけで疲弊しきっていませんか。
 
また、せっかく論文を読んでもしばらくすると「あれ?あの論文どこいったっけ?」などとたくさんの論文の中から自分の欲しい情報がどこにあったか見つけられなくて困るなんてことありませんか。
 
僕も整理整頓が得意ではないので、同じような状態でした。
 
これでは研究遂行がスムーズにできないと思い、論文だけはきれいに、自分が分かりやすいように整理するように心がけていきました。
 
すると研究が、特に論文の執筆が驚くほどスムーズになっていきました。
 
この記事では、僕の論文のまとめ方を簡単に解説していきます。
 
この記事を読んで、論文の整理を始めてみてもらえば、もう論文がどこにいったか分からなくなるようなことがなくなりますし、論文執筆の時短にもなると思いますよ。
 
それでは解説していきます。
 

研究について勉強している人は以下の記事で初心者向けの統計に関する書籍も紹介していますので、そちらもぜひ読んでみてください。

  • どの情報がどの論文にあったのか分からなくなってしまう人
  • 論文執筆経験が少なく、論文の整理の方法が分からない人

研究者にとって論文とは

まず、前提として研究者にとって論文とは切っても切れない強い繋がりがあります。
 
論文を読んだことがない、読む習慣のない研究者はいないでしょう。
 
一つの研究を遂行するにあたって50本~100本、下手するとそれ以上の論文に触れる必要があります。
 
この作業は自分の研究をよりオリジナルなものとしていくためにはとても重要な作業ですし、研究者である以上、最新の知見は常に求め続けないといけません。
 
極端な話になりますが、自分の研究がすでに世の中に発表されていれば、それは全くの意味のないものとなってしまいます。
 
積極的に論文を読んで、自分の研究分野で明らかになっていることは何か、逆に明らかになっていないことは何かを明確にすることで、自分の研究の意義や価値を高めていく必要があります。
  • 研究を続けるためには常に最新の知見を求め続けなければならない
  • 研究分野で明らかになっていることと、そうでないことを明確に

論文の保管方法

論文は基本的にPDF化してパソコンもしくはクラウド上にまとめておくことをオススメします。
 
なぜデータで保管するかというと、整理がしやすいこととどこでもすぐに読むことが出来るためです。
 
PDFでダウンロードできるのであればダウンロードして、紙媒体しか手元にないのであればスキャンを行い、PDF化して保存しておきましょう。
 
論文は何となく種類別に分けてフォルダで管理した方が、後で見返した時に欲しい情報を見つけやすいと思います。
 
また、この時タイトルは「発行年、著者名、論文タイトル」としておきましょう。
 
発行年をタイトルの一番始めに記載しておくことによってファイル内をタイトル順に並べ替えた場合に発行年が古い順に並んでくれるので、あとで見つけやすくなります。
 
論文をまとめるアプリなどもあり、僕も使ったことがありますが、無料の範囲では使える機能が限られていますし、使ってみてそんなに使いやすいと思ったわけでもないので、普通にファイルとしての保存で十分だと思います。
  • 論文はPDF化してPC上もしくはクラウド上で管理
  • ファイルタイトルは「発行年、著者名、論文タイトル」

Excelを使った論文のまとめ方

次にExcelを使った論文のまとめ方を解説していきます。
 
Excelにまとめる内容としては
 
  1. タイトル
  2. 著者名
  3. 論文情報(雑誌名、巻号、ページ数、発行年)
  4. 目的
  5. 対象
  6. 方法
  7. 結果
  8. 重要度
以上の8点をまとめていきます。実際のExcelシートはこんな感じです。
 
論文をまとめたExcelファイル
※研究内容はでたらめです。アンパンマン大好きです。
 
まとめる際には大まかな内容で構いません。
 
論文をまとめる目的は情報を整理して、あとで引き出しやすくするためです。
 
「Excelシートにまとめれば、もうその論文は読まなくてもわかる」みたいな感じにすることが目的ではないので詳細にまとめる必要はないと思います。
 
また、自分の論文に引用する時は考察よりも結果を引用することが多いため考察までまとめる必要もないと思います。
 
重要度はつけておくとかなり論文執筆が捗ります。
 
僕の場合は、A~Dくらいの4段階でつける場合が多いですが、これは論文を読みながら自分の研究に参考になるかどうか、引用するかどうかを何となくつけています。
 
完全に主観なのでなくても構いませんが、あると後で見直した時に重要度の高い論文から優先して見直すことが出来るので結構便利だと思っています。
  • Excelにまとめる目的は情報の整理
  • 考察まではまとめる必要なし
  • 重要度をつけておくと意外と便利

まとめ

【論文の保管方法】
  • PDF化してPCもしくはクラウドに保存する
  • ファイルのタイトルは「発行年、著者名、論文タイトル」とする

【Excelを使った論文のまとめ方】
Excel上にまとめる内容は以下の通り

  1. タイトル
  2. 著者名
  3. 論文情報(雑誌名、巻号、ページ数、発行年)
  4. 目的
  5. 対象
  6. 方法
  7. 結果
  8. 重要度
いかがだったでしょうか。
 
今回はExcelを使った論文のまとめ方を紹介しました。
 
あくまで僕が行っている方法なので、まとめる内容に関しては自分でカスタマイズしてもらっても良いと思います。
 
論文をまとめることで自分の研究が驚くほどスムーズになると思いますので、ぜひ実践してみて下さい。
 
このブログでは、論文の書き方や探し方、研究に役立つ本やPCなども紹介しています。
 
ぜひそちらも併せて見てみてください。このブログの記事を一通り読むことで、研究者としての力を養うことができると思いますよ。
 

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