論文

【論文の書き方】方法の構成と書き方を分かりやすく解説!!

どーもー!!ナツです!!
今日はどうしたのー?

論文を書いてるんだけど、方法のところってどんな風に書けばいいのー?

卒業論文や初めての論文執筆では論文に何を書いて良いのか分からなくて困ることも多いと思います。
 
書き始めたのはいいけど、文章が上手くまとまらなくて読みにくかったり、何を書いているのか分からなくなったり、頑張って書いていっても教授に「構成が悪い」と突き返されたり・・・。
 
読みやすい文章とは構成で決まります。
 
表現は稚拙でも、理路整然としていてまとまりのある文章は読みやすく、読者の理解を得やすいものとなります。
 
「じゃあ、どんな構成にすればいいの?」
 
安心して下さい。
 
今日は論文の書き方を「方法」に焦点を当てて解説をしていきます。
 
この記事を読めば、「方法」の構成内容が理解でき、まとまりのある読みやすい論文を書くことが出来ます。
 
「方法」は論文の信頼性を担保するために重要な項目です。
 
読者に正確に方法が伝わるように、まずは構成からしっかりと理解していきましょう。
  • 論文執筆の経験が少なく、執筆に困っている人
  • 特に方法が書けなくて困っている人
また、このブログでは「序論」の書き方、構成についても解説していますので、そちらもご覧ください。
【論文の書き方】「はじめに」の構成と書き方を分かりやすく解説!! 卒業論文や初めての論文執筆では論文に何をどう書いていいのかわからず、全く筆が進まない。 書いては消してを繰り返して頭を抱えている人...
それでは解説していきます。
 

「方法」の構成

論文中の「方法」は、このような構成で書かれることが多いです。
 
  1. 研究対象
  2. 研究方法
  3. 統計解析
  4. 倫理的配慮
これらの項目は中項目として分けて書いていく方がすっきりとして、分かりやすくなると思います。
 
例えば「2.方法」の大項目の中に「2-1.研究対象」、「2-2.研究方法」という中項目を作るみたいな感じです。
 
これらの形式は投稿雑誌により異なりますので、投稿規定を確認して、それぞれの雑誌に合わせた中項目を作りましょう。
 
次からはそれぞれの内容について解説していきます。

研究対象

研究対象で入れたい項目は以下のようなものがあります。
 
  • 研究標本
  • 除外基準
  • 研究対象者の人数

研究標本

研究標本は自分の研究の母集団を明確にするために正確に記載しましょう。
 
出来るだけ具体的かつ詳細に記載することが望ましいです。
 
なぜ、詳細に記載する必要があるかというと、その論文を読んだ人が自分の悩みや対象者が研究の母集団に入っているかどうかを確認できるようにするためです。
 
例えば、血圧を下げるA薬の有効性が確認されたとします。
 
ある医師がその論文を読んで、A薬を自分の受け持ち患者である35歳の男性に使用しようとしたとします。
 
しかし、A薬の有効性論文の対象者は40歳以上の対象者で行われていた場合、その医師の患者は研究母集団に入っていないのです。
 
実際に薬の開発はかなり慎重に、厳重に管理されるのでこのような例は絶対に起こり得ませんが、イメージはこんなところです。
 
どの母集団から標本を取ってきたのか、正確に記載しましょう。

除外基準

次に対象者の除外基準も記載しておきましょう。
 
除外基準とは研究の対象には入っているけども、研究から除外する対象者を決める基準です。
 
一番分かりやすい除外基準は「研究に同意の得られない人」です。
 
他にも調査研究であれば「認知機能の問題などで調査への回答が困難なもの」だったり、介入研究であれば「重度の合併症を有しており、研究参加に危険が伴うもの」などがあります。
 
これも論文の読者にどのような人が研究の対象なのかを知らせるために正確に記載しておきましょう。

研究対象者の人数

続いて研究対象者の人数を記載しましょう。
 
これは研究母集団と一緒に記載しても構いません。むしろそっちの方が一般的だと思います。
 
方法で記載するべき研究対象の人数は、データをとれたであろう全ての対象者の人数です。
 
例えば、アンケート調査であれば配布したアンケートの量、実験研究であれば実際にデータを取った人数などが該当します。
 
アンケート調査では、配布したけど返送がなかった場合や、記載漏れがあり分析には使用出来なかった場合などで配布人数と分析対象人数に差異が出ることがあります。
 
また、実験研究でも途中で脱落した場合や何らかの理由で研究を中止した場合などデータを取った人数と分析対象人数に差異が出ます。
 
方法では研究対象とした総人数を記載し、実際に分析に使用した人数は結果に記載すると良いと思います。

研究方法

研究方法は実際の研究の手順、プロトコルを丁寧に書いていきます。
 
具体的に書く内容としては実験研究であれば実際のデータ収集の手順、測定したデータとその測定方法、測定に使用した機器などです。
 
機器などは具体的な機器名、メーカ名まで詳細に記載しましょう。
 
また、アンケート調査の場合はアンケートの配布方法や回収方法、使用したアンケートの情報などを書きます。
 
使用したアンケートの情報は、主にアンケートの内容や信頼性や妥当性についてです。
 
分かりやすく書くためのコツは時系列に沿って書いていくことです。
 
読者が論文を読みながら時系列通りにイメージしながら読み進めることが出来るよう意識して書いてください。
 
方法の項目で求められるのは実験の再現性です。
 
論文を読んだ人が全く同じ研究を行おうとした場合に同じ手順でデータを取ることが出来るように書いていきましょう。

統計解析

統計解析では、具体的な統計手法について書いていきます。
 
この時注意してほしいのは、解析の目的もきちんと書くということです。
 
何の目的でどのデータをどの様に解析したのかを意識して書いてください。
 
「A薬の血圧低下の効果を検証するためにA薬を飲んだ対象者とB薬を飲んだ対象者の1か月後の血圧を対応のないt検定で比較した」などが例に挙げられます。
 
使用した統計ソフトについてもversionまできちんと記載してください。

倫理的配慮

倫理的配慮の項目は論文における最重要項目です。
 
この項目が書いてないとそもそも論文に載せてもらえないと思いますし、研究者として問題に問われることだってあります。
 
どのような倫理的問題が予測され、どのように配慮したのかを書いていきます。
 
特に研究への同意の取り方はしっかりと書いておきましょう。
 
研究機関の倫理審査委員会の了承を受けた旨もここに記載します。

まとめ

【方法の構成】

  1. 研究対象
  2. 研究方法
  3. 統計解析
  4. 倫理的配慮

いかがだったでしょうか。

先にも書きましたが、「方法」で大切なのは再現性です。

読者が同様の手順で研究を再現することが出来るよう意識して書いていきましょう。

この記事が少しでも論文執筆で困っている人の手助けになれば幸いです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA