論文

【論文の探し方】研究に必須な文献収集スキルを徹底伝授!!

どーもー!!ナツです!!
今日はどうしたのー?

論文を探したいんだけど、いいなと思う論文が全然見つからないの・・・

研究では、論文を読むということは欠かせない作業です。
 
研究をするために、論文を書くために数十本、数百本もの論文を読まなければならない場合もあります。
 
でも研究を始めたばかりの大学生や大学院生などの初学者はそもそも読む論文を探す段階で躓く場合もあるのではないでしょうか。
 
自分の言いたいことはあるのに、正しく引用できそうな論文が見つからない、本当に自分の分野の先行研究が網羅出来ているのか不安になる、そもそも論文が探せない。
 
今日はこのような悩みを持つ研究初心者に対して、論文の探し方のコツや収集スキルの高め方を徹底伝授していきます。
 
この記事を読んでもらえれば、明日からの研究で論文が探せなくて困る!!みたいなことはなくなります。
 
では見ていきましょう。
 
 
  • 図書から調べる
  • 論文検索サイトで調べる
  • 先行研究の引用論文を読む

などの手法があります。このどれかをすれば良いというわけではなく、すべての手法を組み合わせて論文を探していきましょう。

それでは、一つ一つを解説していきます。

図書から調べる

文字通り、図書から調べていく方法です。
 
図書は研究分野のこれまでの研究動向や論文の内容のまとめ、著者の見解など盛りだくさんの内容が詰め込まれています。
 
得られる情報も多いので、自分が欲しい情報が手に入る可能性は高いと思われます。
 
一方で、図書は情報を得る、すなわち読み込むのに時間がかかるのがデメリットもあります。
 
もちろん研究を遂行するにあたっては全て読み込んだ方が良いし、得るものも多いと思います。
 
しかし、必要な情報がどこに書いているのかを探すには一通り目を通す必要があるので「今すぐこの情報がいる!」という場合には、図書は向かないかもしれませんね。
 
図書の探し方として、一番簡単なのは近くの大学図書館に行くということです。
 
公立の図書館などでは専門書はそろっていませんので、必ず大学図書館、出来れば自分の研究分野の先行がある大学の図書館へ行きましょう。
 
そこで、館内図書検索システムを使って、1冊で良いので、図書を探して本棚の前へ行ってみましょう。
 
次にその本を手に取ったら、その周りにも目を向けてみて下さい。
 
関連した図書がたくさんありませんか?
 
大学の図書館では多くの場合、分野ごとに図書に仕分けがされているので、関連する図書同士は近くにあることが多いです。
 
そうすると自分が見つけられなかった図書も一緒に手にすることが出来て得られる情報も多くなり、研究遂行の手助けになります。
 

論文検索サイトで調べる

インターネットを利用して、論文検索サイトで論文を調べていく方法です。
 
現在は、サイトも充実してきており、かなり論文を収集しやすい環境になってきました。
 
無料でPDFファイルとしてダウンロードできる論文も多く掲載されており、整理もしやすいので、論文を探す際はまず論文検索サイトを利用してみましょう。
 

医学中央雑誌

国内の医療系の論文を主に掲載しているインターネット検索サービスです。
 
主に大学や研究機関などの法人に向けて有料で提供されていますが、個人でも契約が出来ます。
 
医療系の大学であれば、ほぼすべての機関で導入されていると思うので、卒論を書く大学生などはぜひ大学で利用してみてください。
 
検索も詳細な設定で行うことが出来て、かなり重宝します。僕自身は一番使っている論文検索サイトですね。
 

J-STAGE

独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システムです。
 
医学系や工学系を中心に、自然科学や人文科学、社会科学の雑誌などを掲載しており、基本的に無料で公開されています。
 
サイトにアクセスして検索窓にキーワードを入力するだけで簡単に論文を検索することが出来ます。
 
医学中央雑誌で検索した結果からいJ-STAGEにリンクされる場合も多く、よくお世話になっています。

CiNii

国立情報学研究所(NII)が運営している、日本の雑誌記事・論文を検索できるデータベースです。
 
フリーワードでの検索がメインで、トップページの検索窓で検索したいキーワードを入力して検索を行います。
 
印象としてCiNiiが期間リポジトリが多く、学会抄録なども検索で引っかかってくるので、採用する論文の権威性には注意が必要かなと思います。

Google Scholar

Googleが提供している学術論文や学術的な出版物を検索できるサービスです。
 
誰でも無料で使用することが出来ます。
 
こちらもサイトにアクセスしてトップページの検索窓で検索したいキーワードを入力して検索を行いますが、検索結果から読みたい論文を選択するとJ-STAGEやCiNiiのページへ移動することも多いです。
 
Google Scholarで上位表示される論文は引用回数の多い論文となるそうなので、良質な資料であるかどうかはこれで測れそうですね。
 
まず、Google Scholarで網羅的に検索を行ってみるのも良いかもしれません。
PubMedは英語論文を検索するための検索サイトです。
 
すべての機能を無料で使用することが出来、検索方法もかなり詳細に設定が出来ます。
 
英語論文検索サービスですのでもちろんですが、すべて英語です。
 
また、あくまで検索サービスですので、読みたい論文が有料の場合はお金を払ってダウンロードする必要があります。
 
ただ、無料で公開されている論文も多いので世界中の論文を収集する際にはかなり重宝します。
 
僕自身もかなりお世話になっているサイトですね。

先行研究の引用論文を読む

自分の研究に関連する論文を読んで、その論文で引用されている論文をまた読んでいくという作業です。
 
これは論文収集手法としてはかなり有効な手段ですが、研究を始めたばかりで論文収集に困っている人は意外とやっていない人も多いのではないでしょうか。
 
特に総説論文と呼ばれる先行研究をまとめて発表しているものに関しては、必ず目を通すべきです。
 
1本論文を読むと、大体20~30本くらいの論文が引用されています。
 
自分の研究に関連する論文なので、その中にはさらに有益な論文もあると思います。
 
その論文を探して読んでいくという作業を繰り返すことで、かなり多くの論文が収集できます。
 
また、複数の論文で引用されている論文は、その分野ではかなり重要な論文である可能性が高いので、必ず目を通すようにしましょう。

まとめ

【論文を探す方法】

  1. 図書から調べる
  2. 論文検索サイトで調べる
  3. 先行研究の引用論文を読む

以上が、論文の探し方です。

これらの方法を駆使して論文を探すことで、自分の分野の先行研究が網羅できると思います。

ぜひ実践して、楽しい研究ライフを送りましょう。

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